2009年1月29日木曜日

出会い

今日、久しぶりに衝撃的な出会いがあった!!!(…といっても人との「出会い」ではなくARTなのだが…。)以前NHKのHiビジョンでたまたま見た番組で知り得た「神坂雪佳」以来の衝撃だった。(神坂雪佳については後述)
今日の出会いは「カリグラフィー」それもイスラム教コーランが書かれたものである。
以前、西洋のカリグラフィーの教室に通ったことがあり、いわゆるアルファベットのイタリック体、ゴシック体等は日常生活のなかで割と目にするので当たり前な感じだったのだが、イスラムのそれは文字自体(字体)の面白さと模様のような美しさがあり、その存在すら知らなかったため嬉しい発見だった。実は、今日はダンナの健康診断のためシンガポールへ行ったのだが、予約時間よりかなり早く着いてしまったのでショッピングをするにもお店が開いていなかったため、ラッフルズホテルへでも行こうかと一人で地下鉄に乗り込んだのだった。
シンガポールへは以前にも来たことがあったので、うろ覚えの記憶を頼りに地図もガイドブックもなしに「駅に案内が書いてあるだろう」と思ったのが甘かった!観光地シンガポールでもそれほど綿密にインフォメーションがあるわけではなく、人に「ラッフルズホテルへはどうやって行くんですか?」なんて聞くのもいかにも「おのぼりさん」みたいでカッコ悪かったので適当にラッフルズプレイスで降りてしまったというのが実状なのだが、降りた所は金融街。シンガポールのウォールストリートって感じのエリアで、もちろんラッフルズホテルの案内もなかった。
しかし川沿いに見慣れた景色が…!そう、以前泊まったホテルの近くクラーク・キーの風景が向こうに見えたのよ!(ちょっと安心)そしてその手前になにやら歴史を感じさせる小奇麗な建物が!これはきっと博物館か何かになっているに違いない!と目論んで「ホテルなんか前にも行ったしヤーメタ」と行先変更。橋を渡ったらそこは案の定「Asian civilisations museum」だった!!!
(今日はデジカメを持っていなかったので建物も素敵だったのに載せられなくて残念。「ビジターガイド」の文字の下の写真が建物)中には東南アジア、中国、インド、イスラムなどのギャラリーがあり、それぞれ歴史的な仏像や工芸品などが展示してあるのだが、私の心にヒットしたのはIslamic calligrphyだったのである。ちょっとちょっと!きれいでしょ?この他にもいろんな字体があるのよ!ほんとに美しいしデザイン的に面白い。今日の文章の「!」の多さで私の興奮状態がわかるでしょ?…と、これが私の悪いクセ。自分のいいと思ったものはたくさんの人に知ってもらいたい、共感してもらいたいと思ってしまうのだ。帰りにミュージアムショップでこのカリグラフィーのハガキかなんかあったら買おうと思ったのだが、「シンガポールで博物館」はマイナーなためか(多くの人はシンガポールと言ったらやっぱ「お買物」でしょ?)観光地のお土産物屋さんのようなものしかなくてガッカリ。日本の美術館なら絶対このデザインの小ジャレたものたくさん作っちゃうんだろうな、と思いつつ、でも今日の出会いに感動しながらオーチャードへ戻ったのだった。そして、高島屋にある紀伊国屋書店で「THE Harmony OF Letters」というイスラミック・カリグラフィーの本を捜し当て衝動的に購入。(ちなみに今日のブログ写真はこの本の一部を写真に撮ったもの。載せちゃって大丈夫かなぁ?)

<神坂雪佳>
神坂 雪佳(かみさか せっか、慶応2年(1866年)1月12日 - 昭和17年(1942年)1月4日)は、京都で活躍した日本画家・図案家。本名、吉隆。
御所警護の武士・神坂吉重の長男として京都栗田口に生まれる。1881年、16歳で四条派の日本画家・鈴木瑞彦に師事。のちに装飾芸術への関心を高め、1890年に図案家・岸光景に師事し工芸図案を学ぶ。この頃から琳派の研究を始めた。1901年に各国の図案調査を兼ねて、英国グラスゴー万国博覧会の視察のために渡欧。当時のヨーロッパではジャポニズムが流行し、日本美術の影響を受けたアール・ヌーヴォーが花開いていた。そこで日本の優れた装飾芸術を再認識したという。琳派に傾倒し、デフォルメ・クローズアップ・トリミングを用いた大胆な構図や「たらしこみ」の技法など、琳派の影響を受けながらもモダンで明快な作風である。染織や陶芸・漆芸など暮らしを装う工芸品の図案も積極的に行った。蒔絵師の神坂祐吉は雪佳の実弟で、雪佳が図案した作品も多い。
2001年、エルメスが発行する雑誌「LE MONDE D`HERMES」の表紙を飾った。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%9D%82%E9%9B%AA%E4%BD%B3" より

2009年1月28日水曜日

たんぽぽちゃんお泊り日記2

       二匹のお気に入りは「ロープ」。まずはたんぽぽちゃんがGET!         みるくも負けてません!お姉ちゃんの貫録で奪取しました!

                最後は仲良く引き分けに 

2009年1月26日月曜日

たんぽぽちゃんお泊り日記

 
こんにちは!おじゃまします…と緊張気味の「たんぽぽちゃん」。
あくまで上品なLADYの姿です。




緊張しすぎてお昼寝タイム!意外となじみやすい? 
夕方にはすっかり仲良しモード。
みるくも逃げ腰から卒業しました。
「今日はタオルで作ったボールの取りっこで、追いかけっこもしたんだよ」みるくが追いかける場面もあってビックリ!
でも、この二匹、遊んでいる間は絶対吠えたり噛みついたりしないから、本当に仲良しなんだね♡♡♡

旧正月

   我が家の裏にあるお屋敷。鳴り物入りで竜舞と獅子舞がやって来ました。   

2009年1月24日土曜日

今日のみるく

今朝目覚めてふと横を見たらみるくがきちんとダンナの枕に頭を乗せて寝てました!
                その後しばらくするとこんな体勢に

2009年1月23日金曜日

JB生活その3

こちらに来て自宅から見た夜景に感動したのと同じくらい、朝焼けの美しさには感動します。自然の創りだす風景は神秘的で美しい!
実はJBは日の出が遅いので朝食の時間にはまだ真っ暗です。今朝は三日月が見えました。この写真は、ダンナが朝食を終え、歯を磨きながら感動して思わずシャッターを押したものです。s

2009年1月20日火曜日

I love pasar!その1

こちらへ来て、2週間目からほぼ毎週通い詰めているお気に入りスポットがあります。その名は「パサ(pasar)」。英語で言う「バザール(bazaar)」がマレーシアでなまるとパサになるのでしょうか?来馬してジャスコがあるというのでダンナに連れて行ってもらったのですが、その第一印象は「買うものがな~いッ!」でした。…今思えば日本との食材の違いに何を買ったらいいのかわからなかっただけの話なのですが、ものすごーく広い売り場を目の前に呆然とした記憶があります。第一豚肉がない!知ってる魚が売ってない!(アジの開きくらい冷凍であると思ってたのに)貝は食中毒になるから食べないほうがいい。鳥のモモ肉は骨付きしかない。(これは別に骨を外せばいいだけのことなのですが)売り場の匂いが臭くて「これって食べて平気かしらん?」と躊躇するし…で。結局、くだものをたくさんと骨付きの鶏肉と牛乳、ヨーグルト、冷凍食品を買って帰った覚えがあります。
が、しかーし!パサは違ったのです。魚屋さんには新鮮なアジ、サワラの切り身、イカ、エビがあるし、八百屋さんにはゴボウや大根、レンコンなど日本と同じ食材が売ってるんだもん。それ以来毎週火曜日は朝から同じコンドミの人たちとタクシーでパサ通いとあいなりました。

         いつも行く魚屋さん。たのめばアジのおなかも出してくれます。

  旧正月前なので、くだものやさんではお正月用のお供えや飾りも売っています。

こちらはパサの3階にあるカフェ?(…と私たちが呼んでいるフードコートのような場所)にある「さとうきびジュース」のお店。その場でおじさんが絞ってくれます。このジュースにレモンを絞ってストロー挿してくれてRM1.7(約45円)
ただね、手で絞ったレモンをそのまま皮ごとコップに入れてくれるし、ストローも飲み口を持って挿してくれるので「作ってくれる所を見なきゃよかった!」と後悔したことは言うまでもありません。

2009年1月13日火曜日

みるく回想録

 ここJBでは毎日暑いですが、日本にいたらこんな感じ!こたつの恋しい季節です。     毛糸のストールを着て、暖かいフリースの上でスヤスヤ … zzz … 

2009年1月12日月曜日

旧正月間近!

もうすぐ旧正月ということで、コンドミニアムの入口にみかんの鉢植えが置かれました。イスラムの国とはいえ、チャイニーズパワーはすごいことを実感しています。ジャスコなどのショッピングモールも旧正月モード全開で、お菓子や飾り物などであふれかえっています。なんでも、本国では1憶9千万人が旧正月を故郷で迎える為に移動するんですって!!それって日本の人口より多い?!

2009年1月10日土曜日

体育祭?

うちの前の学校は、このところ毎日球技や陸上競技などの練習をやってます。もうすぐ体育祭なのかもしれません。フィールドにトラックや100メートルの直線のラインが引かれ、カラフルなユニフォームの少年たちが声をかけ合い走りまわっています。
日本にいる感覚で「夏の次は秋だからそろそろ運動会シーズンね」って思ったら、ここは常夏だから今は夏ではないことに気がつきました。日本じゃ関東地方に初雪が降ったっていってたし、そういえばこのあいだ新年を迎えたばっかりじゃん、と今更気付くお気楽マダムでした。季節がないって、今が一年のうちのどの辺かわからなくなるんですね。こわーい!!

JB生活その2

こちらへ来て、暑くて代謝がよくなったせいか汗をよくかきます。日本のような蒸し暑さはないけど、少し掃除機をかけたりするだけで「ひと汗かいたぁ~ッ」って感じです。
…ということで「食べて遊んで買い物して」の生活でも、全く太ることもなく体脂肪率なんて18をkeepしちゃってます。
それに加えて我が家のトイレ。当然日本のように個室ではなくシャワールームと一緒になっているので、壁のスペースがないためトイレットペーパーの位置が後ろのほ~にあるのです。したがって使用するときはどうしても体をツイストして後ろをむかないとペーパーがとれないっ!ウエストサイズの気になる方、是非ここに住む事をオススメします。

2009年1月7日水曜日

肉骨茶(バクテー)

先日の休みにダンナの会社の近くの評判の「肉骨茶(バクテー)」のお店に行きました。漢字を読んで字のごとく、骨付きの豚肉と腸(ほんとにそのまんま切っただけの!)エノキダケ、ニンニクなどが薬膳スープで煮込んであります。暑い時は熱いものをとの東洋医学の考え方を文字通り実践した料理って感じで、「力つきそう!!」。写真の手前の器は、油揚げとか湯葉を煮込んだおかずの一品です。そのほかおでんの材料になりそうな魚の練ものもあったりして、食材は日本のものと共通しているんだと実感しました。
一緒に注文した中国茶。ガレージみたいなお店構えの割には、ちゃんとお茶碗がお湯をはったボウルに入れられてあたためられてで出てきました。一応「鉄観音」だったし、おいしかった!ちなみにお茶の係りはこの家のおじいさんらしく、調理・配膳は若夫婦でやっているのですが、お茶の配膳だけはおじいさん専任でやってました。家族の中でお年寄りの役割分担をちゃんと考えている、まさに高齢化社会の理想形モデルを見た気がしたのは私だけ?

この食堂の近くの駐車スペースに車を停め、ドアを開け降りようとしたら、「ギャーッ、猫が死んでる?!」ドアを開けてもビクともしないし、のびてるし「でも、まさか!」と思い呼吸を確認。ちゃんとおなかが動いてました。
そこで思わず「シャッターチャンス!」…とカメラをかまえたら「なによっ!ひとのお昼寝を邪魔する気?」とばかりに、ガンつけられてしまいました。でもよく見るとおなかの水玉がかわいい!食事を終えて帰る時も同じ恰好で寝ていたので、轢かないように気をつけながら店を後にしました。

2009年1月6日火曜日

みるくのお友達

今日は、みるくのお友達のミニチュアダックスの「たんぽぽちゃん」が遊びにきました。お互いに飼い主さんが旅行するときなどお泊りできるよう、親睦を深めるためです。

たんぽぽちゃんは初めから友好ムード一色なのですが、みるくのほうがどうやら及び腰。年上なのにね。ちなみに二匹とも女の子です。

2009年1月5日月曜日

新学期


今日から、うちの前にある学校は新学期です。朝7時頃から朝礼のため生徒たちがわらわらと集まってきました。マレーシアの学校は一日二部制らしく、始業時間が早いです。制服を着て朝礼をしている様子は日本の学校と同じです。

2009年1月4日日曜日

JB生活その1


我が家であるコンドミニアムは高層で9階に住んでいます。
「わんこを飼ってもいいところ」という条件で探したため築年数はちょっと古いですが、ロケーションは気に入ってます。ジョホール水道をはさんで向こうに見えるのがシンガポールの街並み、手前の時計台はJBのシンボル的存在で、観光情報にもよく載ってます。夜になるとライトアップされてとてもきれい。






……ね、こんな感じ。

2009年1月3日土曜日

わんこの輸出入手続き



JBへ着くまでの大変だったこと、記憶に新しいうちに記しておこうと思います。
これからわんこを連れてマレーシアへいらっしゃる方のためにも、手続きに必要だったことをざっと書いておきますね。
まず、最初にしたのが、マイクロチップの装着?と2回の狂犬病予防注射。
毎年4月に狂犬病の予防注射はしていたのですが、血清の検査をするにあたり必要みたいです。
それから動物病院の先生に血清を「(財)畜産生物化学安全研究所」に送っていただきました。

「健康診断書」ですが、マレーシアの場合、以下の情報が記載されていることが必要です。
1.動物の種類 2.名称 3.品種 4.毛色 5.性別 6.生年月日 7.体長・体高・体重 8.マイクロチップ番号 9.狂犬病・レプトスピラ症にかかっていないこと  10.証明書の日付から遡ること6カ月以内に日本で狂犬病が発生していないこと 11.対象となる動物が証明書の日付から遡ること6カ月以内に日本に輸入されたものでないこと(生来日本で飼われていたこと) 12.対象となる動物が輸出前に検査を受けており、その時点で伝染病の兆候が一切見られず健康であると診断されていること
この証明書を日本語のものと英文のものを獣医さんにお願いして用意しました。
そして、日本の検疫所へ出発の1週間前くらいに、以下の書類をFAXし、当日提出しました。
1、輸出検査申請書 2、健康診断書、 3、輸入許可証(マレーシアにて事前に取得・有効期限が1カ月なので注意) 4、マイクロチップの証明書 5、狂犬病ワクチン接種証明書(2回分) 6、狂犬病抗体価検査証明書 7、混合ワクチン接種証明書
それから、当日(私の場合、成田に前泊したので前日に済ませましたが)検疫所で「輸出検疫証明書」をいただき、これをもってKL空港の動物検疫所へ
1、輸入許可証 2、輸出検疫証明書 3、健康診断書 を提出。
検査費用40リンギを支払い、晴れてマレーシアへ入国できました。
それまで、飛行機到着後荷物は出てきたのに肝心の「みるく」がなかなか出てこなくて心配させられたこと(結局すべての乗客が誰もターンテーブルからいなくなってから、係員に連れられて出てきました)
、50リンギ紙幣しか持ってなかったため、お釣りがないと両替商まで両替しに走らされたことなど、いろいろありましたが、どうにか無事にKLからJBまで、ダンナの運転で夜中に到着しました。やれやれ…

2009年1月2日金曜日

いよいよ出発!


2008年12月6日、成田空港から、マレーシア、ジョホール・バルへと出発しました。

これまでの3か月、動物病院の先生はじめ、スタッフの方、成田空港動物検疫所の方々に散々おせわになり、書類を整え、無事にマレーシアでの生活を始めることができました。

人間一人じゃ何もできないことを身にしみて感じると共に、親身になって準備に手を差し伸べてくださった方々にほんとうに感謝しています。

この不安そうなみるく(チワワ)の表情、これって生まれて初めてのペットホテルでのお泊りに、すっかり拗ねているところ。今では自分がマレーシアにいることを知ってか知らずか、すっかりご機嫌で家の中を走り回っています。寒いのが苦手なみるくにとって、ここは南国パラダイスなようです。