「天気がいいことだし、そうだ!タンジュン・ピアイに行こう!」
ある休日、思い立って行ってきた其処は
“ユーラシア大陸最南端” 日頃「ジョホールってぜんぜん観光地らしいところないよね。」とボヤいていたのですが、あるじゃぁないですか。こんなにスペシャルな
肩書がつくポイントが!でも興味ない人にはただの“海辺”なのかもしれませんけどネ…。
カーナビをセットして「いざ出発!」初めのうちは高速を使っていい感じで飛ばしていたのですが、「ムムッ、なんか変だぞ?!」工事中にしては長すぎる赤土の未舗装道路。おまけに両側は農園だらけ。おそらく農道に入り込んでしまった私たちはスピードダウン。どうやら途中で衛星からの電波をロストした瞬間に違う道に入り込んだ模様。

それでもどうにかそれらしき場所に到着。
「なになに?“タンジュン・ピアイ・リゾート”って書いてあるぞ」
ただの岬を想像していた私たち。
「そんな場所があるなんて聞いてないよぉ?!でも、ちょっときれいな感じの所だから寄って行こう!」

木で造られたアーチにいざなわれ入って行くとそこには水上コテージが!「こんな所に泊まれるんだ」と感心しながらも、あんまり泊まりたくはないけど…と、ひそかに思いながら見学。

“空フェチ”の私は、青空の美しさにパチリ。

「でも、なんか聞いていたのと全然ちがう。
地球儀も無ければ到達宣言の看板も無い!」
…と、遠くに噂の地球儀型のシルエットが…!
カーナビあるのに全然役に立ってないしぃ、っていうか使いこなせてないしぃ~。
スゴスゴとパーキングまで戻って、さっき見た地球儀のシルエットの方向に野生的感で道を戻りつつ向かうことしばし。やっぱねぇ、GPSより太陽の方角よねぇ…とは言わないまでも、今度こそ岬のあるNational Parkに到着。
入り口で駐車料金RM3と入場料@RM5を払い(マレーシア人以外はRM10と書いてあったが、ダメもとで住民だと[i Cad]を提示したら半額でok)

写真だけみると「ここは高原?」と思わせるようなマングローブの林の中に造られた木道をしばらく歩くと海へ出、更に海上(干潮時はたぶん陸)を進むといよいよユーラシア大陸最南端へ。(この橋のたもとにはムツゴロウがいました。)

やっとのことでたどり着いた最南端。そこにはあの地球儀が!
…あったんですけど、残念ながら我が日本はカムチャツカ半島とくっついちゃってました。
「責任者出て来い!」

ほんとはこの辺が最南端?
でもきっあの地球儀のあるあたりにも土嚢が置いてあったから、あそこまではかろうじて陸地なんでしょうね。あの土嚢はこれ以上最南端が縮まらないためのものでしょう。
到達の証にこんなプレートが…。




東京ははるかに遠く、5,342Kmの彼方…。
帰りに猿の親子(おなかに張り付いておっぱいを吸っているのは赤ちゃん)が見送ってくれました。
(ホントは遭遇しただけ)