2009年11月20日金曜日

マレー鉄道

 来馬していた友人をチャンギ空港で見送った後、一人で気ままにシンガポール滞在を楽しめるということで「マレー鉄道」に乗ってみようと思い立ちました。
 マレー鉄道の始発駅は、MRTの「タンジョン・パガー」駅から徒歩15分。初めてのエリアなのでぶらぶら歩いて行こうと思ったら、突然の雷雨。傘も無いしここはあきらめてタクシーに乗ることにしました。すると日ごろの行いがいいからか(雷雨の時点で行いが悪いんじゃない?との声もありますが…)タクシー・スタンドには真っ白なベンツのタクシーが「さあ、お乗りなさい」とばかりに私を待ち構えていました。気がつけば生まれて初めてのベンツ?!庶民派の私でもJBのオンボロタクシーと違って革張りのシートのゆったりした乗り心地にはうっとり。「このままどこまでも乗っていたい♡」と思ったものの、徒歩15分の距離なのであっけなく駅に到着。S$4.6でたいへん安上がりに至福の時を過ごしました。   駅舎は予想通り石造りの重厚な構え。やはり古い建物は趣があります。  時刻表を見ると1日5本しか運行されていません。このことは事前に友人に聞いていたので14:00発の列車のチケットを買うべくチケットカウンターへ。
 窓口のおっちゃんがとても愛想よく切符を売ってくれました。
 「何枚?」っていうので「1枚」と答えると親指を立てて(Good!)にこやかに「がんばれ!」的な笑顔で「チェックインは出発の30分前からだよ」と教えてくれました。 これがチケット。S$5(300円ちょっと)でした。
 気がつけば今日は“結婚記念日”。
 日付がよくわかるので(ダンナは一緒じゃなかったけど)いい記念になりました。
  駅にはフードコートがありましたが、無性におにぎりが食べたくなって事前に伊勢丹の地下で買ってきたので、駅のベンチで一人それを食べました。おいしかったぁ!
 山下清の気持ちがよくわかった瞬間?!    駅のホームにもレストランがあり、売店や両替商もありました。  ホームの入り口は通常閉まっていて、出発時刻の30分前になると開きます。中に入るとまずマレーシアのイミグレーションが!これには複雑な歴史的背景があるようで、以前はシンガポールの出国手続きとマレーシアの入国手続きを両方ここで行っていたのに、シンガポールがWoodlandsのイミグレで手続きを行うようになってもマレーシア側がここを動こうとしなかったため、先にマレーシアの入国手続きをしてからシンガポールの出国手続きをするということになってしまったようです。   列車は一昔前の日本の特急列車っていう感じ。もちろんジーゼルです。座席指定ですが、JBまでだったらどこでも空いている席に座っていいことになってます。  ジョホール水道を渡るとすぐにジョホール・バルの駅に到着。次のダンガ・シティ・モールでも降りられますが、駅舎を見たいのでここで降車。列車のドアは手動(というより、開けっ放しで走ってましたが…)なので、停まったらすぐに降ります。改札らしきものも無く、切符は回収されなかったので記念に持ち帰りました。駅舎は、以前写真で見たものが塗り替えられたらしく、黄色いかわいいものでした。  駅舎を出て目の前の歩道橋を渡ると、シティ・スクエアにつながっています。
 バス移動の時のイミグレーションへの連絡通路の反対側になります。

2 件のコメント:

  1. ひとこまひとこま、見ていくとマレー鉄道の古き駅が美しく情緒あるものに、見えます。と。。ありがとう。
    数年前その行路を、JB~SGと辿ったたことがあります。
    鉄道のハンコウ押してもらえた事がうれしく覚えています。

    返信削除
  2. JBから乗る場合、どうしても列車が遅れがちなので
    (友人が乗った時は1時間遅れたそうです)
    もしお試しで乗ってみたい方は、
    シンガポールから乗ることをお勧めします。
    始発駅なので定時に発車しますから!

    返信削除